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2)アートは、散歩気分で、おしゃべり感覚

Masa
「アートラピス」のMasaです。鉛筆画を中心に作品制作しています。

空豆
よろしくですにゃ

 

今回は、

アートって何?

1)アートは、散歩気分で、おしゃべり感覚

アートとの出会いは、散歩気分で、カフェでおしゃべりするような感覚で行こう。それは、あなたらしさに気づける素晴らしい体験。

 

前回、

アートは、人類が獲得した素晴らしい能力。

そのアートは、

迷いながらも多彩な変革を実験している時代にあるとお話ししました。

 

モダンアートって何? 

ところで、

アートの中でも、モダンアートとなると、

何だかわけがわからず、難しいと思う方が多いかもしれません。

 

私は写実絵画を描いていますが、

正直、私も「何かなぁ???」と

感じさせるアートも少なくありません。

この「何かなぁ???」と感じさせることも、

アートなんです。

空豆
わからないこともアートにゃのか・・?

ルーク・ジェラム:スロバキア現代アート展より

プラプラックス:光のイリュージョン「魔法の美術館」より

Masa
アートに出会って生まれた気持ち! 全てが正解

バスキア:ZOZOTOWNの前澤元社長で話題になりましたね。

「えっ、これが、123億円?!」と思うのも、大ありです。

 バンクシー

正体を隠して活動している覆面芸術家として有名なバンクシー。

サザビーズオークションで、1億4000万円で落札された途端、

作品がシュレッダーで裁断!

落札者をあざ笑うかのような仕掛けが世界中でニュースになりましたね。

 

散歩のように気軽に楽しみ、”おもしろい”を見つける 

特に、モダンアートは、

「美しいやキレイ」を伝えるというよりは、

メッセージ性が強く、

コンセプトを伝えることに重きを置く傾向があります。

形態は、様々です。

平面、立体、画像、動画、サウンド、またはそれらが複合したものなど。

内容は、

作者の思想や思いなど、コンセプトを伝えたい作品、

テーマとする活動への共感を誘う作品、

何か重そうな哲学めいた作品など。

美術評論も、論理的で、

複雑な哲学用語が飛び交う内容をよく目にします。

 

その影響かもしれませんが、

皆さん、

最近のアートは、

鑑賞者に、何かを考えさせ、高尚な思いに至らせるのがアートであるかようなイメージを持たれていませんか。

空豆
ちゃんとした感想が必要なの?難しいにゃ・・・

 

私たちは、アートの研究者でも評論家でもありません。

ましてや、アートを鑑賞することが仕事ではありません。

肩に力を入れて、

「アートに浸るぞ、理解するぞ、何か見つけるぞ」

なんてことは、全く必要ないと思います。

 

むしろ、

Tシャツにサンダルで、ちょっと散歩にでも出かけるような気分で、

アートと出会ってみてはいかがでしょうか。

空豆
アートは楽チン気分にゃ

みんなでアートに会いに行こう!

 

アートは、「アーティスト独自の産物であること」が基本ですから、

思い込みでピントを外した作品、

表現が飛びすぎて意味不明な作品、

偏った価値観を共有させようとする作品、などなど。

一瞬、「えっ?!」「ウ〜ン?」と思わせる作品も少なくありません。

でも、それがとても楽しいのです。

良し悪しや上品下品などの価値観ではなく、

色々あるなぁ、おもしろいなぁ、なんだろうなぁ、えっそんな感じ?!と、

友達とカフェでおしゃべりする気分で向き合えば、

「自分の中の考え」に触れる機会も増え、

より楽しくなってくるのではないでしょうか。

もちろん、

多くの作品を鑑賞していると、その中には、

世界観に圧倒されて、思わず、凄い!

なんじゃ、これは!

いつまでも、ここにいたいなぁ。

と思わせる作品にも出会えます。

空豆
いいものを見つけた時は「ラッキーっ!」て、感じにゃ

 

SNSなしでは回らないこのIT化が急進する時代では、

伝えたい考え方や見方。

気づいてもらいたい事柄

参加してほしい活動など

なんでだろう、なぜそうなんだ、どうしてなんだなど、

疑問に思ったり、訴えたかったり、みんなにわかってほしいことが沸き起こってきます。

アーティストだけではなく、私たちの心にだって、

表現したり、届けたい作品や活動がいっぱいです。

空豆
伝えたいことがあれば、誰もがアーティストになれるにゃ

 

美術は、見えない事柄を「見える化」すること 

モダンアートには、

「コンセプト」を主軸とした作品が多くあります。

その表現方法も、平面に止まらず、立体から動画、デジタル空間へと変化しています。

テーマも、
優しい、面白い、不思議、安らぐ、びっくり、笑っちゃう、悲しい、怒る、グロテスク、などなど。
色々な感情を引き起こすトリガーが主題となっています。

「美しい、綺麗」を主眼としてつくりだすことが必須というわけではありません。

空豆
アートって何でもありにゃ?

 

美術は、

経済社会の出来事に対する考えや、

人類が対面すべき命題や課題、

暮らしの中に沸き起こる様々な感情などを、

見えるカタチにして人々へ伝えていく作業ではないでしょうか。

また、同じように、

聞こえるカタチにして伝えていくのが音楽かもしれませんね。

文字で読めるカタチにして伝えていくのが文学かも知れませんね。

 

面白いアート、人、命題 

例えば、

最近、目に止まったアーティスト、

オラファー・エリアソン

1967年、デンマーク・コペンハーゲンで生まれたアイスランドの芸術家。

現代社会へのテーゼを投げかけるアーティストとして大きな注目を集めています。

アート作品そのものが美しく訴えてくる命題も素晴らしいのですが、

アーティストやアートを取り巻く環境自体をプロデュースしていく力は、

秀逸ではないでしょうか。

ご興味のある方は、ぜひ見てみてください。

オラファー・エリアソン

こちらは、NHKの日曜美術館でも特集されました。

オラファー・エリクソンの活動や経緯

こちらは、これまでの活動などが紹介されています。

 

オラファー・エリアソン:太陽の中心への探査

オラファー・エリアソン:人間を超えたレゾネーター

 

一方、

私が描いている写実絵画の世界は、

どちらかと言うと、見たままを描いているように見えますから、

一般的には、わかりやすい世界なのかもしれません。

しかし、

写実の世界も、ある意味、モダンアートと同様に、

わかりにくいところもあります。

それは、また違う回で!

空豆
今日はもうお腹いっぱいにゃ

 

次回は、

3)アートシンキング:「美のカケラ」がビジネスや暮らしをグレードアップ」

普段の暮らしやビジネスの中に、すぐそこにある「美のカケラ」。

それに、はっ!とする「気づき」が、

あなたの生活やビジネスをぐんぐん豊かにしていく、

そんな話をしたいと思います。

 

では、またお会いしましょう。

空豆
またにゃ
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この記事を書いた人

北海道生まれ、武蔵野美術大学卒。東京都中野区在住。都市計画会社に入社、都市計画及び都市デザイン担当。その後、IT企業のアントレプレナーとして、ITを活用した官民の様々な業務を推進する企業内企業に従事。その後、事業プロデュース会社を設立。様々な分野の企業と顧問契約を行い、事業開発、施設開発、観光開発、商品&サービス等の開発、及びM&Aを含む上場コンサルティング等の各種事業をプロデュース。現在、アート活動の拠点として「アトリエラピス(Netではアートラピス)」を開設し、制作活動を行っている。JaAA会員(一般社団法人日本アーティストエイド協会)

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