今回は、
アートって何?
3)アートシンキング:「美のカケラ」がビジネスや暮らしをグレードアップ!
「美のカケラ」
あなたが独自に見出した「美のカケラ」が、日々の暮らしやビジネスを、グングングレードアップしてくれます! |
「美のカケラ」で、
暮らしやビジネスが変わる??
と言っても、
「美のカケラ」とは何でしょうか。
ここでは、「美意識」をベースに、紐解いてみたいと思います。
私たちは日々の暮らしの中で、
こんなことはないでしょうか。
例えば、
視覚:道端にさりげなく咲く花が綺麗だなぁ。
聴覚:森から聞こえる鳥の鳴き声は癒されるなぁ。
触覚:ペットの毛並みは気持ちいい〜。
味覚:休日昼からのんびりワイン&チーズでリラックス〜。
嗅覚:突然の夕立、雨の匂い、なぜか懐かしいなぁ。
などなど、ふと、普段とは違う感覚を呼び覚まされた瞬間がありますよね。
それは、
あなたの感性のアンテナに、
「美のカケラ」が、ひょっこり顔を覗かせた瞬間なんです。
このカケラこそが、
アートシンキングへの入口であり、
あなたの暮らしやビジネスをアップグレードさせる
アイデアの原石なのです。
アート的な視点は、普通にある身の回りの「常識」に対して、
「なぜなんだろう?」
と、疑うことから始まります。
私たちの周りには、
短時間に、効率良く、高い品質で、大量に作られた商品が溢れています。
一見、不自由のない快適に過ごせる時代に思えるかもしれません。
各企業や商店などでは、
マーケティングや試作を繰り返しながら、
皆が「良いなぁ」と共感できるデザインを考案し、
新たな商品やサービスを提供し続けています。
しかし、
緻密な調査や共感の持てるデザインであったとしても、
同じようなものばかりの世界では、
遅かれ早かれ、飽きられてしまいます。
新たな技術や考え方が生まれても、
年月を経ていく中で徐々に浸透し、
同じようなものやサービスが増え、市場は均一化に向かい、
いつしか、当たり前になっていきます。
ところで、
私たちは皆、同じ地球の上に暮らしています。
でも、
あなたは、あなたの世界で生きていますし、
私は、私の世界で生きています。
同じ地球で生きていても、
すべての人は、毎日違う人生を歩んでいます。
つまり、
各自が営む暮らしの中で、
あなた「独自」の視点で見出された「美のカケラ」こそが、
アートであり、アートシンキングの始まりです。
「美のカケラ」に気づくとは、
あなたの独自のアプローチで、
もう一度、当たり前の世界を見直すことだと思います。
その”気づき”は、
他の人とは違うものを見出し、
あなただけのアイデアの原石を手にする瞬間かもしれません。
「アートシンギング」は、ある意味、
「美のカケラ」に気づく技術であるとも言えるかもしれません。
そして、
自分と向き合い、自分らしい世界をつくり出す
人類だけが持つ独自の能力です。
VUCA(Volatility不安定, Uncertainty不確実, Complexity複雑, Ambiguity曖昧)の時代、
あなたは、
しっかり確認する間もなく、
ゆったり考えている余裕もなく、
ものすごいスピードで世の中が変化していると感じてはいないでしょうか。
早いだけでなく、内容も未消化のまま、
次々と膨大な量の新しい情報や物事が流れていきます。
それはまるで、
VUCAの激流を、
例えば仕事仲間と、例えば家族や友人と、
転覆しないように漕いで行く毎日!
そんなVUCAな時代だからこそ、
激流から一瞬離れて、
岸辺から眺める視点が必要ではないでしょうか。
アートシンキングとは、
常識的毎日が激流となって過ぎていく中で、
私たちを、岸辺にそっと立たせ、
激流を冷静に眺め、
「美のカケラ」を感じさせる技術だと思います。
激流であれば、あるほど、
流れが早ければ、早いほど、
岸辺からの眺めは、とても新鮮です。
いつもとは違った「気づき」があなたに訪れるのではないでしょうか。
それはまさに、
VUCAな時代ならではの特典ではないでしょうか。
あなた独自のアプローチは、
みんなとは違っているため、とても不安になるかもしれません。
一方、みんなと一緒であれば、
安心感、共感、一体感など、大いに納得が得られます。
でも、もしかしたら、
あなたのアートシンキングは、
あなただけの気づき!
まだ誰も気づいていないこと!
かもしれません。
あなた独自のアプローチで見出した「美のカケラ」は、
アートシンキングが生み出したあなたの美意識だと思います。
ところで、
古典芸術や印象派ばかりではなく、
モダンアートや社会芸術、音楽やオペラ、バレエやサーカス、映画やアニメ、美容や料理、スポーツ・・・などなど。
もちろん、多彩なデザインの世界も。
未来を創造する力は、アートシンキングの中にこそあります。
このアートシンキングの基本である「気づき」は、
独自の視点を持つことで、感度を高めることができます。
「気づき」のアンテナを高くしましょう。
このブログでは、
私の作品を例にして、
描き方の手順や技術について紹介していきます。
あなたのアートシンキングの参考にしてみてください。
「4)アート市場って、どうなってるの?」
では、またお会いしましょう。
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